運転免許証の写真持ち込み

免許の更新も、もう何度目なんだろう?ほぼずっとゴールドなんで5年毎、免許を取って30年くらいなので大体6〜7回くらいか?

最近更新時に納得いかないのが写真だ。若い頃はそんなに気にしてなかったのだが、ここ数回の更新時、毎回「え?これ私?」といった違和感がひどい。いや写真は真実を写すのだろうけど、なぜか免許証の写真は普通の写真と違って写る気がする。5年間持ち続けるものだし、人に見せることもある写真なのでできるだけ自分の納得できる写真にしたい。

ということで今まで何となく面倒でやらなかった「写真の持ち込み」に挑戦である。
サイトを見るといろいろ注意事項が書いてあるが、今は親切なアプリもあるし、写真の解像度もいい。インクジェットで印刷しても人の目には分からない。構図や明るさに気をつければ大丈夫だろう。
実は子どもが2歳の時にパスポートを取るため初めて証明写真を自前で撮って用意した。動き回って撮りにくい子どもでも、自宅なら何度でも撮り直せるから安心だ。その後も大体家で撮ってプリントしている。

背景が無地で、適度に明るい場所を探して、、スマホの自撮りで、、撮るが最初はなんだか変。肌のアラがひどく目立つ・・・やだわコレ。後から加工とかいろいろ試してみたがイマイチで、結局よかったのはiPhoneのポートレートモード。昔は外側カメラしかできなかった気がするが今は前カメラもできるのね。スタジオ照明で撮ると明るくて肌がキレイに写る。よしよし。あと失敗しがちなのが、顔の占める割合。大きい方が良さそうに思うが、規定には「上三身分」と書かれている。体の上から3分の1くらいということなんだろうが、背も高い方なのできっちり3分の1にすると顔がかなり小さくなる。ここは元の免許証の写真と同じように胸のちょっと上あたりから写るように調整するのがよさそうだ。若干の色の補正などをして光沢紙にプリント。

必要な写真は1枚。これを持っていざ更新へ。(注:免許試験場でないと持ち込みは受け付けてもらえないことが多いようだ)

午前の受付は11時までで10時半頃行くと受付も全然ガラガラ。無愛想な案内係のおっさん達に進む道を指示されるが、床に矢印テープも張り巡らされていてバカでも分かる親切さ。今は元の免許証を機械に通せば書類も自動で作成され、病気や住所の変更などがないかチェックを入れるだけでスルスルと進める。住所も名前すらも書かなくていい。その昔、試験場の隣で書類作成代行でお金を取るアコギな商売をしてたのに、あれは一体なぜ、あんなにも自由で野放しだったのだろう?という疑問が今更ながら頭をよぎる。
お金を納める所で「持ち込み写真を使用したいんですが」と一応聞いてみたら「5番の写真のところでおっしゃってください。使えるかどうかは分かりませんが」という冷ややかなお返事。そんなに使えないこと多いのか?「はい。分かりました。(ここは大人しくして進むに限る)」
視力検査して、よし来た!写真受付。ここもスーツのおっさん。私「持ち込み写真を使いたいんですが」と言って写真を渡す。おっさん(写真を一瞥して)「いつ撮りましたか?」私「今日です」おっさん「中で審査があるので。使えるかどうかは分かりません」とまたもや冷たい返事を放ちつつ、小さな緑色のファイルに写真を挟んで私に返す。

そしていよいよ写真ブースへ。一体どんな厳しい審査があるのか。またもや突き刺さるような冷たい目で写真を調べて、「ちょっと暗いな・・」とか「髪が目にかかってないか?」とか「影がなぁ・・」とか「修正しました?」とか次々質問マシンガンがくるのか!!とデリケートなハートをガッチリガードしつつ入ったとたん、、、「あ、持ち込みですね⤴︎」、、(写真を0.5秒見て「持ち込み」付箋を貼り、返して)「はい。次講習の〜番受付に行ってください」。

え、終わり?審査って?
しかもここのおっさんだけは「持ち込み」を喜んでる感があった。間違いなく。
まぁそうだよね。写真撮らなくて済むし。
いいんですね。。それで。

その後、アイアンハートで安全協会の寄付を断って、30分くらい暗くて気持ちが下がりまくる講習を受けて、新しい免許証の受け取り。写真を持ち込むと受け取りが遅くなることがあるらしいが、今回は他の人らと同時だった。混んでなかったせいもあるだろう。
ただ、免許証に載った写真は持ち込んだ写真をさらにカメラで撮り直したような(実際どうかは知らないが)解像度の落ちたものになっていた。色合いも少しピンクがかり、暗くなってしまっている(下手くそか)。元の免許証ももらって帰ったが、その場で撮ってもらった元の免許証の写真の方がピントがはっきりしている。こちらはデータのまま処理できるからだろう。
そして持ち込み写真かどうかすぐに違いがわかる点は、背景の色だ。
試験場で撮ったものは青だが、家で撮影する場合は背景用のシートでも使わない限り壁の色(うちはオフホワイト)になる。写真は一応加工がダメとなっているので、くり抜いて背景色を変えるのも相当上手くやらないとハネられるかもしれない。

でもまぁとりあえず納得いく写真になってほぼ満足である。
持ち込み写真を使う人はそんなに多くないような気がするので、何かで見せた時は写真の背景色が違うことに違和感を持つ人もいそうだけど、まぁ写真が気に入らないよりはいいということで。

まとめ
・使用したもの:iPhone13フロントカメラ/アプリ:履歴書カメラ、brotherプリント&スキャン/プリンタ:brother /用紙:エプソン写真用光沢紙ハガキサイズ
・写真の背景色が青でない場合、免許証に違和感があるかもしれない
・持ち込んだ写真に比べ、免許証写真の画質は劣化する
・試験場のスタッフから冷たくあしらわれるが、写真係の人からは喜ばれる(ただし写真が適正な場合に限る)。