楽天も? 詰んだかもと思った話

インターネットをその黎明期から使っていた世代の人はyahooや「楽天」のアカウントをいつ取ったのか、、覚えてないほど昔だと思う。

自分もその一人。20年は超えている?かも。
当時(今もだけど)ネットで個人情報を登録するなんてリスク、誰も負いたくなかった。通信の暗号化も確立していなかった時代だし、企業の情報管理も信用できない。配送が必要な場合は実住所を教えるしかないが、その他はできる限りウソを書いたものである。(そんなのお前だけだっていう人が隣にいるけど無視)

そのうち利用できるサービスが増え、クレジットカードや銀行口座など重要なものは生年月日が違うと怒られるものが出てきたが、「サイトのアカウントなんて何だっていい」という時代が長く続いた(これもお前だけって言われるが無視)。その間楽天アカウントにはカード、ポイント、銀行口座、証券口座、モバイル、、、まだなにかあるかも、と分からなくなるほどのサービスが紐づき、いつ決まったのかアカウントに登録されている「生年月日と性別は変更できません」となってしまっていた・・・はぁ?。

先日「そうだ!積立NISAをしよう」と設定を終えて、ポイントがつくみたいだからポイントコースにしようとしたら、「お客様の生年月日の登録が異なるためできません」と。じゃあ楽天のサイトでしかたないから変更しようとしたら「生年月日は変更できません」と。ではどうするんだ?というと、「一度退会して登録し直してください」などと書かれている。・・・これ私がもし素直な人で本当に退会しちゃったら、とんでもなく面倒なことになりますよね?
https://ichiba.faq.rakuten.net/detail/000006520

もう証券口座との紐づけはいいからこのままそっと(違うままで)放置しておこうと決めかけた。でも待てよ、おい。そんな人はたくさんいるはずだ。みんなどうしてるんだとググったら(早くやれよ)、2021年の時点で「詰みそうになった」という記事を発見。気づくの遅かったんだな私。その人は楽天モバイルの契約で、って書いてたけど、私が楽天モバイルと契約した時は指摘がなかった。僅差だったのかな。
問い合わせで変更が出来たというので早速やってみた。クソみたいなAIチャットからオペレーターチャットへ変更するところがポイントかな。チャットじゃ個人情報関係は扱えないと思ってたけど、そこはこの件に特化した対応が用意されていた。多分この記事の方が体験した時以上に整っている感じだ。

https://chat.ichiba.faq.rakuten.co.jp
まずは楽天市場お客様サポートセンターAIチャットで「生年月日を変更したい」と入力すると「楽天会員にログインできますか?」と質問され、ログインする

→ここで一旦「誕生日の変更はできない」と断られるも、「上記以外の変更方法を見る」または「はい」で「オペレーターにチャットで問い合わせ」が選べるようになる。

そしてオペレーターを待つ時間に、「スムーズに対応するため」と言ってログインさせた後、こんなフォームが現れる。

もう私みたいな人専用フォームじゃん。
これはいける!と確信した。

オペレーター待ち8人で、10分くらい待ったかな。やっと応答があった。
テンプレがあるようで、入力が爆速でマシンガンのように来る。

オペレーター:「生年月日につきましては誠に恐れ入りますがセキュリティの観点からお客様側にて変更といったことが行えないものとなっておりますため、本窓口にて変更可否の確認後に対応させていただきます。」

オペレーター:「なお、生年月日・性別の変更は1回限りとなりますこと、何卒ご了承くださいませ。」

オペレーター:「ただいまご登録ならびに変更可否の確認を行ってまいりますので、少々お待ちください。」

私「お願いします」(被弾し続けながらこう打ち返すのでやっとである)

オペレーター:「お待たせいたしました、ただいまお客様のご登録が確認できました。」

(ここまで1分経ってない)

オペレーター:「また、お客様におかれましては変更が可能となります。」(やった!)

オペレーター:「このまま変更作業をいたします為、大変恐れ入りますがチャットを切らずに5分ほどお待ちいただけますと幸いです」

私:「よかったです。よろしくお願いします」

(約2分経過)

オペレーター:「大変お待たせいたしました。生年月日の変更が完了いたしました。」(早っ)

オペレーター:「お手数をおかけいたしますが、お手すきの際に該当の会員登録にログインのうえ生年月日・性別にお間違いはないかご確認ください。」

(この後確認の仕方と注意事項など5連投 不明な点はないかと問われる)

私:「了解しました。大丈夫です」

オペレーター:「承知いたしました。」
オペレーター:「本日はお客様の大切なお時間をいただきまして、ありがとうございました。」

私:「ありがとうございました」

オペレーター:「とんでもないことでございます。」(とんでもない?ちょっと大袈裟すぎない?)

オペレーター:「少しでもお力になれましたのであれば、光栄でございます。」
オペレーター:「末筆となりましたが、体調を崩されないよう、どうぞお身体ご自愛くださいませ。」(身体のことまで気遣ってくれる!?すげー)
(この後さらに3連打あるも、もう疲れて返答あきらめチャット終了。オペレーターさん、本当に人間だったんだろうか、という疑問が湧いてくる)

そういうわけで、ようやく楽天のアカウント情報が正しいものに置き換えられ、漏洩の危険に晒されながらも、この世の利便性を享受することが可能になった。

めでたし、めでたし

ちなみにyahooアカウントも同じような感じでいくつか持っていたが、メインに使っていたものがログアウトしていて、再ログインしようとしたら認証求められ、メールに認証コードは受け取ったものの、生年月日を入力する欄が必須で、これが分からず頓挫。最近はyahooのサービスをあまり利用してなかったからもういいかなぁ。。どうしようかなぁ。。という状態だったので「楽天、おまえもか!」と思ったところに助け舟が来て命拾いしたという話。