知らない番号から電話がかかってきた。
iPhoneのスクリーニングによると発信元は千葉らしい。料理中でもあり、iPhoneに対応を任せていた。
一段落して見ると留守電の文字起こしが入っていて「イオンフィナンシャルサービス」で「〇〇様(実名)にお伝えしたいことがあるのでかけなおして欲しい」だと。(このiPhoneの機能はホント助かる。いいね👍)
ただ、今の時代ここからが面倒。
まず電話番号が怪しくないか調べてみる。
普通にgoogle検索すると一番上に「電話帳ナビ」が出て「イオンフィナンシャルサービス。不正利用の確認だった。出た方がいいです。」などの書き込みが並ぶ。
まぁ多分そうだろうな。とは思いつつも、「この電話帳ナビの書き込みも仕込みだったら?」と、
イオンフィナンシャルサービスのサイトへ行って「この電話番号は正式なものだ」と公表されていないか確認するも、別の番号はあるが、自分にかかってきた番号はない。まぁ公表していなくても普通だけど。
じゃあ、とかけなおすように言われた番号を調べる。これはイオンフィナンシャルサービスのナビダイヤルで間違いなさそう。(今思えばChatGPTに聞けば早かったかも)
不正利用されてると面倒なことになりそうなので、ここでやっとかけてみることに。
出た相手は若めの女性、名前も名乗るし、余計な質問はしてこない。名前だけ聞いて、後方で問題を確認し、こっちに電話料金がかかってしまうので会社側からまたかけ直すと言う(おい、要件くらい言えよ)。聞くと、「不正利用の可能性があったのでカードのネット利用を止めさせてもらっている。その取引の確認」とのこと。ネット利用ができなくなっていたらしい。知らなかった。最近イオンカードを使った覚えがないのでこれは不正利用なんだろうな。カード情報が漏れてるのかぁ嫌だなーと思いつつ一旦電話を切る。
5分後くらいで再度かかってきた。
怪しい取引についてだが、「⚪︎月⚪︎日⚪︎時頃、イオンネットスーパー 〇〇店で、、、」と聞いた時点で分かった。「ああ、あれか。だから決済できなかったのか。それからネットで使えなくなっていたとは・・」
先月東京で一人暮らしの息子がコロナにかかったというので、ネットスーパーから何か食べ物を送ろうという親心で注文した。確かに九州に在住の人が東京のスーパーに注文を出すのはおかしいだろうけど。
イオンさん、あなただってホームページに「離れて暮らす家族へ送れます」とか書いてたよね?
スーパーの人とカード会社の人とでは視点が違うのだろうけど。
「確かに私がイオンカードを使おうとして、使えなかったので、別のカードを使いました」
(だってイオンのスーパーだからイオンカード使おうとしたのに、使えないなんておかしいなぁと思いましたよ。代わりにAmazonのカード使いましたよ。)
これで疑いは晴れて、ネット利用を止めていたのを解除すると言われたのだが、一つ疑問が残っている。「これ、私がまた家族に送ろうとして注文しても、、また止められますよね・・?」そしてまた別のカードを使いますよ?それでいいんですか?イオンフィナンシャルサービスさんとしては?
担当の方はちょっとうろたえた様子で「ちょっと確認して参ります」とまた後方で確認して、「コールセンターにお電話してもらえれば使用できるようにいたします」と。はぁ。ま、しないよね。と多分彼女も思ったと思う。そこは「あー、そうですか。分かりましたー」と流して会話終了。
イオンカードは大丈夫だろうか。
セキュリティを厳しくしていることは評価するけど、バラバラだった古いサービスを繋ぎ合わせているせいか、何だかまとまりがなく無駄の多いシステムになっているような気がする。
本人確認すればいいところを急に使用停止にするのも乱暴だ。おそらく自分たちの本人認証システムに自信がないのだろう。とりあえずはパスキーを導入すればいいのにと思う。
まぁとりあえず、私が遠方の家族に食品を送る時はイオンカードは使えないということが判明したということ。そしてiPhoneの自動スクリーニングは便利ということ。
